2024年 9月29日 チカラシバが穂を出してきた。山里の秋を代表する光景だけど、名前の通り、根を張ると、てこでも動かないくらい、しっかりと地面にくっつく。普通に草むしりなんか出来やしない。 この時期、真夏に比べて雑草が次々に生えてくるわけではないのだけど、こまめに草刈りをする。その理由が、雑草が花を咲かせて、種をばらまく季節だからだ。その先手を打って、種をばらまく前に、花を咲かせる前に刈り取っておきたい。山里に住んでいると、やらなければならないことが次々に出てきて、それに追われるように作業をしていく事になる。 酷く暑い夏だったが、お彼岸を過ぎてから急に涼しくなった。時には、夜になると一枚羽織るものが欲しくなるくらいには冷えて来る。この急激な気候の変化で...29Sep2024
2024年 9月22日 お彼岸。「暑さ寒さも彼岸まで」とは言うが、それはお彼岸を過ぎれば35度とか40度といった酷暑は無くなっていく、という意味ではないはずだ。さすがに朝晩は快適に過ごせる気温になってきたが、昼間は少し動くだけで汗が噴き出るくらいには暑い。彼岸花は例年通りの時期に咲き始めたけれど、どうも今年は勢いがない。これも、何らかの異常気象の影響だろうか。 日差しの強さ、湿度の豊富さ、雲はたちまち湧き上がって空高くそびえたち、雷鳴をならせて大雨を降らす。先日の雨では八王子にゴルフボール大の雹を降らせて、車とかビニールハウスとかをボコボコにしてしまったそうな。 こういう現象、たぶん、これからは普通になっていくのだろう。気候変動の影響で、単に夏が暑くなる...22Sep2024
2024年 9月15日 上の写真、判りにくいかもしれないが、旧篠原小学校で、今は山里を体験できる施設として使われている「篠原の里」なんだけど、その建物の裏側の斜面で工事が始まっている。この工事、篠原の住民にとっては悲願の一つだった。 小学校としては使われなくなっても、篠原地区にとっては最大の大きさのコンクリートの建物なので、災害時には避難場所としての期待も大きいし、実際、大雨で各所で人家に被害があった時には避難場所として使われてきた。ただ、相模原市としては、この建物を正式に避難場所としては指定できない理由があった。 それは、この建物の裏側の斜面が、大雨の際に崩れる可能性があったからで、ならばその斜面の補強工事をすれば、正式に避難場所として使えるという事に...15Sep2024
2024年 9月8日 前回の日記で、藤野では台風による被害はさほど無い、と言った事を書いたけれど、小さな影響はあちこちに残っている。牧馬の近くでも小さな爪痕を残した。上の写真は、画像ではよく判らないかもしれないけれど、コーンで囲んである部分に陥没がある。台風による大雨のせいで、アスファルト舗装の下の土が流れて、そこが陥没したらしい。うっかり気づかないで車でここを通過すると、「ガツンッ」とけっこう激しい衝撃を受ける。当然、車にもよろしくない。 さっそく、市が陥没したところに車が通過しないように囲んだのだけど、修理はいつ頃に始まるのだろう。山の中の道とはいえ、意外とこの道を使う車は多いので、気を付けないと、この囲いが車の事故を招きかねない。 おりしも、今日...08Sep2024
2024年 9月1日 週の半ば頃から九州に上陸した台風は、そのまま日本列島を沿うように東へと向かった。それも自転車並みのゆっくりとした速さで、迷走しつつの移動である。普通、台風は偏西風に乗れば一気に速さに弾みがついてオホーツク海の方に流れていくのだけど、今回の台風は偏西風に乗る事も無く、日本列島の中部あたりで熱帯低気圧になっていった。 こう表現すると、なんとも拍子抜けの弱い台風みたいだけれど、今までに体験した事のない異様な影響を振りまいた台風でもある。まだ台風が九州あたりで迷走していた頃から、関東の南西部には雨を降らせ始めた。おそらく、海の温度や空の温度、風の向きや地形、台風の規模などの様々な要因があって、台風の中心部は九州でも、関東の南西部に雨を降ら...01Sep2024