2024年 4月28日 シャガの花が咲いている。どちらかと言えば日陰を好む地味な花だけど、山の斜面いっぱいに盛大に咲いている姿を見ると、なかなか壮観だった。山の新緑も淡い色合いはすっかりなくなり、しっかりとした濃い緑になっている。まだ4月だけど、風薫る五月という言葉が似合う季節になってきた。 連休が始まって、行楽の車の通過も多い。また、一時期、疫病の影響ですっかりイベントの少なくなった藤野だけど、どうやら今年になって本来の状態まで回復したようで、毎週のようにどこかで何かをやっている。 これでまた元通りか、と思う一方、変な不安もある。なんか、21世紀になってからというもの、不可逆的に時代が元に戻らない出来事が、やたらと続くような印象がある。いや、もしかした...28Apr2024
2024年 4月21日 今年の桜は長く楽しめたが、さすがに粘りを見せた桜の季節も終わり、一気に新緑の装いとなった。それでも、八重桜は盛大に咲いているけれど。こういった、モクレンとか桜とか、やや派手目の春の花が咲き終わると、山に咲く花も、どこか地味な花が多くなる。ミズキとか白い花ばかりになってしまうのだけど、これには何か理由があるのだろうか。その方が生き残る割合が高い、生存戦略だとか。 桜の花は長かったけれど、新緑の、いわゆる「山笑う」と言われる、若葉が出たての淡い色合いの状態は、すぐに通り過ぎて、しっかりとした緑色に変わりつつある。個人的には、あのちょっと現実離れした、天国のような光景が好きなので、もうちょっとゆっくりと楽しみたかったが。 もっとも、楽し...21Apr2024
2024年 4月14日 前回の日記でも書いたけれど、今年の桜は昔ながらの時期に咲いている。そして、パッと咲いてパッと散ることもなく、はらはらと花びらを散らしはするが、なおも枝には盛大に花を咲かせている。簡単には散らずに粘る桜だ。 ソメイヨシノがそんな感じなので、普通はソメイヨシノが散ってから開花するような山桜や枝垂桜も、ソメイヨシノと一緒に咲いている。そこに新緑も始まって、なんだか例年よりも景色が賑やかに感じる。 この土日は、藤野では各地でイベントがあった。疫病の影響も十分に脱してきたし、これからまた賑やかな藤野に戻っていくのだろう。道志川沿いのキャンプ場も、多くの客がやってきて、夜になると川沿いに町ができ高野用に、テントから漏れる灯りが川を囲んでいた。...14Apr2024
2024年 4月7日 雨の多い週だった。晴れた日も、あるにはあったが、爽やかに晴れ渡るところまではいかなかった。菜種梅雨ということなのだろう。 今年の桜は、昔からよく言われるように、学校の入学式に合わせるかのような時期に満開になった。実のところ、暖冬傾向が続いて、こういう事はすっかり珍しくなっている。入学式の頃には桜の花も散って、葉っぱが出ている事も多くなった。 ただちょっと個人的には不思議なのだけど、この冬から春にかけても、かなり暖冬傾向だった。確かに3月の後半に寒の戻りはあるにはあったが、それは例年普通にある事で、たとえ寒さがぶり返しはしたものの、全体的な傾向は暖冬だった。なのでやはり今年も、3月の下旬には開花して入学式の頃には散っていると思ってい...07Apr2024