2023年 12月31日 大晦日の朝は雨だった。雨の大晦日なんて、あまり記憶が無い。その前日は近所のスーパーで、「大晦日は雨になって、荒天も予想されるから、早めのお買い物を」と呼び掛けていた。実際は、静かな雨で、乾燥が続いていただけに、少しほっとさせる感じだった。相変わらず、風邪は流行っているらしいし。 昨日まで、ご近所で餅をつく光景が、そこかしこであった。機械を使わずに、実際に臼と杵で餅をつこうとしたら、いろいろと下準備も必要だし、片づけも多い。なので、餅つきをするところは、たいてい、何らかのグループでやっている。私が参加している田んぼの仲間もそうだけど。 大晦日が雨だという意識があったのか、みんな、大掃除とか年明けの準備とか、早め早めにすませたのだろう...31Dec2023
2023年 12月24日 田んぼの仲間と餅つき。新しいもち米は、柔らかくなるのも餅になるのも早い。そして粘りがある。この日は冬らしく寒い日で、屋外の水道が凍り付いて、餅つきの準備に手間取った。ちゃんと凍結防止用の、水抜き装置付きの水道だったんだけどな。 このところ、冷蔵庫に放り込まれたような低温が続く。外にいると、厚着をしていても、じわじわと肌から生命力を削られる感じがする。日本海側では大雪の話も伝わってくる。ただ、やはり暖冬傾向でもあるようで、年末年始は急に暖かくなるのだとか。 とはいえ、この低温で、世界はすっかり冬になった。最後まで粘っていた桑の葉っぱも落ち着くし、もはや秋の名残を探すのも難しい。12月初旬が「冬きたる」となると、12月下旬は「冬が成る...24Dec2023
2023年 12月17日 いよいよ年の瀬。次の金曜日は冬至になる。前の日記にも書いたけれど、一年でもっとも光が短く、弱く、低いこの頃に、世界が光に満ちているような美しさを感じる。また、北風が吹き荒れない午後の山里は、恐ろしいほど静まり返る。静けさと、穏やかな光に満ちた世界と言うのは、どこか非現実的な気分にさせられるものだ。 この冬は暖冬という予想だったけれど、ここ数日は小春日和と言う言葉も似つかわしくないほど、妙に生暖かい日が続いたが、すでに寒波が西日本から到着していると言う。またしばらく寒い日々が来るのだろう。 それでも、20年前とかと比べると、だいぶ暖かくなっているのは事実で、自分の記憶では、12月にもなれば1~2回は雪が降るのが普通で、丹沢の山々には...17Dec2023
2023年 12月10日 先週は、車で山道を走っていても、山の北斜面は落葉も進んで冬景色になっていたが、南斜面になると秋の様相を残していた。やはり、日照時間とか寒さとか、木々の落葉を左右する要因があるのだろう。それも、この週になると南斜面の山でもかなり冬に近づいた。 この時期になると毎年思うのだけど、日照のもっとも短く弱いこの頃にこそ、光が美しく思える。これは単純に斜光線が美しいと言う理由だけではないだろう。木々や草が眠りにつき、世界から生命の影が乏しくなってきた頃に、光が見せる風景には、どこか人の心を動かすものがあるに違いない。 山道の両側に溜まった枯れ葉を、近所の農家の方が堆肥にするために頻繁にやってくる。それと同時に、猟の季節にもなったようだ。今年は...10Dec2023
2023年 12月3日 師走に入る。この時期になると、山の木々も,風が無くても雨のように葉を落とす。風が吹けば吹雪のように葉を落とす。そして道路の脇に溜まった葉っぱを、堆肥にするために袋に詰め込んで運んでいく人々が現れる。葉っぱの中でも葉を落とすのが遅い桐や桑も落とし始めた。こうなると、山が冬景色になるのもそう先ではない。既に丹沢の山々も、中腹より上は冬に入った。 最近見た記事で興味深かったのがある。ネットの記事なので、しばらくするとリンク先から消えてしまうと思うけれど。鉄筋ならぬ竹筋コンクリ実用化へ 福島・南会津の水路にU字溝設置 鉄筋ではなく竹を使ったコンクリートの研究と、実用化に向けた取り組みがあるらしい。これまでの実験では、竹を使ったコンクリート...03Dec2023