2025年 1月26日 冬の間にしておく作業の一つに、木の剪定がある。もっとも、私はプロではないので、自分に出来る範囲の事しかしない。あくまでも、素人がやっても、それほど危険性の少ない作業だけだ。 木の成長速度は、想像しているよりも早い。気がついたら、家の屋根よりも枝が高く伸びて、プロに高い金を出して頼まないとならなくなる。家の側で、家よりも高くなるような木がそびえたら、台風が来た時などに木が家に倒れてきて、家を壊しかねない。 最近、その作業で桑の木を伐った。始めに枝を伐り、そこから中程度の太さの枝を伐り、最後には少し大胆に太い枝と、幹の上部も伐った。素人がやるには大胆な作業だったけれど、これでも2~3年も経てば、伐った切り口から枝が伸びてきている。そん...26Jan2025
2025年 1月19日 昨年の終わりごろ、この日記で何度か「なかなか秋が終わらない、完全な冬になりきらない」と書いてきたけれど、最近になって改めて「冬らしさ」が判ってきた。たぶん、その冬らしさの一因は、漂白されたような色彩の無さにあるのだと思う。もちろん、日本の、それも関東の冬だと、雪国みたいにすべての景色がモノクロになるはずも無いのだけれど、それでも、紅葉もすべて散り尽くして色彩が乏しくなった風景になって始めて、冬になった実感が湧いてくるのではないかと思った。 色が無くなると、すべての生命活動が停止して眠りにつき、ただ風が吹き抜け、時間だけが過ぎていく感覚がある。いつ頃からかは忘れたけれど、そんな冬の感覚が、私には好ましいものに感じるようになった。 た...19Jan2025
2025年 1月12日 長く続いた冬晴れで、山の沢もすっかり水量を減らしていたし、もともと水量の少なかった沢は水が枯れている所もあった。それが、先週の一日、まとまった雨が降ったせいか、少し水量を回復したように見える。とはいっても、回復したように「見える」という程度で、目に見えて水が豊富になったわけではない。これまでほとんど雨が降らなかったせいで、少々の降水だったら、カラカラの山が吸い込むだけ吸い込んでしまい、沢の増水にはつながらないようだ。 一年でも最も寒い時期なのだろう。実際に、寒いなぁと思う。ただ、10年、20年前の事を思うと、藤野の寒さは本来、こんなものじゃなかったよなぁとも思い出す。この冬でもマイナス2~3度程度は落ちているようだけど、以前はマイ...12Jan2025
2025年 1月5日 年明け。今年は地震も航空機事故もなく、穏やかに始まった。関東は概ね冬晴れが続き、藤野の山里で水源を沢水に頼っている集落なんかは、そろそろ水の量が気になり始める頃だ。例年、成人の日の頃に一度雪が降る事が多いが、今年はどうなんだろう。 冬の晴れが続いている内に、伐っておきたい木があちこちにある。あるものは家の周りに、あるものは畑の周りに。家の周りの木は、あらかた伐ってきたが、これを放置すると家の劣化が急速に進む。例えば木を伝って蔓草が家に伸びてきて、屋根や壁に絡みつき始める。一度こんな状況が出来てしまうと、除去するのがやっかいだ。それに、家の周りは基本的に、乾燥させた方がいい。その方が家を湿気による腐敗から遠ざけるし、白蟻などの虫の害...05Jan2025