2022年 4月24日 山の色は、淡い萌黄色から鮮やかな若葉の色へ変わってきた。すずかけ(プラタナス)や桐といった、芽の出るのが遅い木も若葉を出し、冬らしい気配は完全に無くなった。雨も多くなり、二日に1回は雨が降る日がある。おかげで沢の水も豊富だ。昨年は春から初夏にかけて、一応雨はあるものの少雨傾向が続いて、田植えの際に水不足で田んぼに水を行き渡らせるのに苦労したが、今年はどうだろう。 藤野は芸術の町として、さまざまな取り組みや行事が多かったが、ここ数年の疫病では、すっかりその個性を発揮することができなかった。それが、どうやら今年はそんな行事の一つの「陶器市」をやるらしい。5月の21・22日を予定している。藤野の各地の陶芸家やクラフト作家たちが、各地で一...24Apr2022
2022年 4月17日 辺りは正に「山笑う」頃。もはや冬の静まり返った時間の停止した感じはなく、溢れかえるような生命を常に感じさせる。夜も、どこかからコノハズクの声が聞こえてくる。ただ、花冷えと言うのだろうか、冬っぽい寒さの日もこの週は多く、体調を崩した人もいたみたい。 フキノトウの次はコゴミやタラの芽、食卓に季節の山菜が並ぶ。そういえばここ数年は、人様の土地に勝手に山菜を採りに来る人を見なくなった。以前は、春の野草の時期になると、人の土地でもかまわずビニール袋を持った人たちが山菜を採っていく光景が見られた。それで仕方なく地元の人が看板を立てて「勝手に山菜を採らないで」と呼び掛けていたんだけどな。何か理由があるのだろうか。 山菜も、決して勝手に生えている...17Apr2022
2022年 4月10日 山はいよいよ芽吹きの時を迎えた。花冷えの寒さもあったが、この土日は汗ばむような陽気になって、これから屋外で力仕事をするときには汗を拭くタオルが必要になるかな。地表も緑が増えて、あとひと月もすれば最初の草刈りをすることになるだろう。その前に連休があるけれど、今年はどんな感じかな。あいかわらずキャンプ場は賑わっているみたいだけど、疫病の影響は行楽の客の数に、どんな作用をもたらすか。 この地域の観光について思うことがある。相模原市は、あまり観光の進展に積極的ではない。基本的に、東京への通勤する住民が大半なので、あえて地場産業を振興させる動機や意欲が少ない傾向がある。まあこれは、東京に「依存できる」という意味で、恵まれているとも言えるわけ...10Apr2022
2022年 4月3日 新しい年度に入る。天気は雨が普通に増えてきた。時には雪まじりになる事もあり、まだまだ冬の空気は残っているのだろう。この時期の雪は、山を見ていると雪と雨の降った境目が判って面白い。ハクモクレンはやはり霜にやられて、白い花がたちまち茶色く萎れてしまった。この日は車の窓ガラスにも霜が降りたからなぁ、仕方がないか。 その一方で、山の芽吹きはどんどん続いている。山吹の花も目立ち始めたし、道志川沿いのキャンプ場の桜も綺麗に咲いている。ただ、こんなふうに汗ばむような陽気になったり冬みたいな寒さになったりで、体調を崩す人も多いみたいだ。 冬の間はカラっカラの天気が続いたので、山の沢はすっかり水が少なくなっていた。春になって少し雨が降り始めても、そ...03Apr2022