2021年 3月28日 藤野の桜はほぼ満開に近い。今夜は強めの雨になると言うが、せっかくの桜が散ってしまうのか、それとも意外としぶとく残ってくれるのか。明日の29日は満月なので、うまくいけば、満開の桜と満月を楽しむ事が出来る。 西行の辞世の歌とされる、「願はくは 花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」だけど、実際はいつ頃歌われた歌なのかは不明らしい。ただ、満月と満開の桜なんて、なかなか一致する物でもない。そう考えると、この先の人生で、満開の桜と満月を同時に見られる機会となると、そうあるものでもないんじゃないかと気づく。まあ、明日は存分に楽しもう、桜が風雨に散ってなければだけど。 ただ桜って、どうしても、厳粛に物事を考えてしまうような気分にさせてしまう...28Mar2021
2021年 3月21日 彼岸を迎えた。木蓮も咲き始めた。例年、藤野で木蓮が咲く場合、途中で霜が降りるような寒い朝を迎え、霜に当たった花びらが茶色く萎れる事が多いのだけど、今年はそのような低温はなく、痛みの無い花びらがゆっくりと散っていく。この春は冬の気配が早々に無くなり、三寒四温どころか、七温くらいの感じで春が進んでいる。妙なもので、寒さが無いのは体としては有難いのだけど、寒さのぶり返しが無いというのも、どこか物足りない気もする。 20年くらい藤野に住んでいるけれど、3月はおろか、4月に入っても、寒さのぶりかえしには警戒するんだけどね。ジャガイモが遅い霜にやられて芽が傷む事が多く、種芋を植えるのを少し遅めにしたり。 でもだんだんと、気候変動の影響か、遅い...21Mar2021
2021年 3月14日 一週間に一回は雨が降る様になった。カラカラだった山も、少しずつ潤いを取り戻していくだろう。フキノトウやスミレが顔を出し、一雨ごとに、冬が脱皮していく様に春になっていく。 この冬は雪が少なく、丹沢の残雪もほとんど見当たらない。普通だったら3月初旬なら、けっこう雪が残っているものなんだけどな。車も、スタッドレスの効果を発揮したのは、1日か2日だけだったと思う。もっとも、じゃあもう普通のタイヤに交換してもいいや、とはならないのがこの地域の油断のならないところで、4月半ばでも、思いもよらぬ雪で車が立ち往生することもあるからね。 相模原市で、新型肺炎で仕事を失ったり減収したりで住む場所が無くなってしまった人に対して、市営住宅を一時提供すると...14Mar2021
2021年 3月7日 2月最期の週は、五寒二温といった感じだったのが、3月に入って三寒四温の割合で気候が移っていった。既に啓蟄も過ぎ、山の生命は動き出そうとしている。といっても、山の景色は木の芽どきには未だ遠く、冬枯れの景色が広がっているが、これからキブシやらコブシやらフサザクラやら、次々と新芽や花を出して来るはずだ。梅は今が盛りといったところ。 また3月11日がやってくる。今回は10年の節目に当たる。あの日から何が変わったのか。私自身はと言うと、私自身や私の家族や知人に直接の被災者は無く、災害そのものからは、それほど影響を受けずに済んだ人間だ。働き方や生き方についても、それほど変化は無かったし。 ただ、その後の日本は、毎年のように大小様々な災害を受け...07Mar2021