2020年 9月27日 彼岸花という花は不思議なもので、彼岸に合わせた様に、ひゅるーっと細い茎を唐突に地上に現し、華やかな花を咲かせて、たちまち消えて行く。それ以外の季節は何をやっているのだろう。たぶん、この生き方が、彼岸花にとって最も適した戦略なのだろうけれど。 先週は中頃に台風が来るという話があり、個人的にはかなり緊張した。当初は関東を直撃する進路が予測されていたけれど、徐々に進路は東へと移動し、結局、通過したのは関東の東の海上だった。藤野では、雨は降り続いていたけれど、台風らしい大雨が降るわけでもなく、強風が吹くわけでもなかった。 太平洋の高気圧の弱まり方が早いのかな。ほんの2週間ほど前だったら、暑くて汗をだらだらと流す日もあったが、このところすっ...27Sep2020
2020年 9月20日 篠原の消防小屋が新築となり、旧来の消防小屋は解体に向かって作業が進んでいる。それに伴って、長年、篠原を見守り続けて来た火の見櫓も解体となった。写真は、解体されて降ろされた櫓のてっぺんの部分。奥に、櫓の基礎の部分が写っている。 寂しい気持ちはあるが、かといって保存してくれとも、無責任には言えないなぁという気持ちがある。昨年の台風では、打ちっぱなしのゴルフ練習場の鉄塔が倒れて被害を出す事件があったが、この火の見櫓だって、経年で痛みが進行して強度が無くなれば、台風で倒れて被害を出すかもしれない。解体して適正に処分できる機会と予算があるのなら、その時にきちんと処分した方が、後々の事を考えると安心だろう。風情のある光景なんだけどねぇ、火の見...20Sep2020
2020年 9月13日 先週のような酷い大雨は減ったものの、雨が降ったり止んだり、晴れたり暑くなったりといった変わりやすい天気が続く。相変わらず、一度晴れたら皮膚に痛いくらいの日差しだが、さすがに夜は涼しく寝られるようになった。 先週の大雨には驚いたけれど、今年になって、藤野での風水害の時の避難場所に変化があった。一言で言えば、避難場所が増える。 昨年の台風では思いもよらない数の被災者を出した事で、もっと避難場所を多めに確保する必要性が出たし、疫病の影響で、なるべく一カ所の避難場所に大勢を詰め込むのではなく、避難場所の数を増やして被災者を分散して、人と人の間隔を空けられるようにするのが目的。私の棲む牧馬の里で言えば、これまで避難場所と言ったら南小学校だっ...13Sep2020
2020年 9月6日(日) 九州の西を北上中の台風の影響が、牧馬にもやってきた。湿った暖かい空気をどっさりと丹沢に持って来て、藤野にも大量の雨を降らせている。まさかこれほどの影響が出るとはね。 土曜日の夜の降りは凄まじく、車を運転しててもワイパーがまるで効かない。こんな大雨の為に、中央高速も甲州街道も、鉄道の中央本線も動かなくなった。道路を使えなくなった車が、藤野の細道を迂回路に使ったために、日頃は静かな藤野の道が、やたらと賑わしい。中には、藤野の道は初めて使う大型トラックがいたのだろう。隘路を曲がれなくなり、かといってバックで戻れなくなり、立ち往生してしまった話も聞く。 幸い、人的被害を出すような土砂崩れの話は聞いていない。ただ、す...13Sep2020