前回の日記は雪についてだったけれど、それ以降、本格的な春が到来したかのような暖かさだったが、土曜日の夜から降り始めた雨は、日曜日には雪になった。それも一時は道路にも降り積もる勢いで、下手したら除雪車の出動が必要かな、と思ったけれど、午後からは雨になって降り続け、午前の雪も消えて行った。とはいえ、もっと標高の高い所だったら最初から最後まで雪だったかもしれない。実際、富士五湖周辺では20センチを超える積雪になったそうな。降った時期が2月だったら、藤野でも同じことが起きていたかもしれない。
あま雪の降らなかった今回の冬だけど、3月も半ばになって立て続けに雪になるというのが面白い。これは関係があるのかは判らないけれど、今年は福寿草の花が咲くのもフキノトウが出るのも少し遅い気がする。
実のところ、本来は藤野では4月半ばまで雪の心配は必要になる。当然、車のタイヤを替える時期も、そのあたりを考えるのだけど、近年の暖冬傾向では、3月になったらもう替えちゃってもいいやと思う人も増えた。私はどうしようかなぁ、やはり、4月半ばまで待とうか。
暖冬傾向だからと言って油断すると痛い目に遭う。ジャガイモの種芋を植えるのも、気の早い人は3月も始まって早々にする人がいるが、せっかく芽が出ても、遅い霜に当たって全滅、という事もあるからね。
例の3月11日がまたやってきて、先週の日曜日は防災訓練だった。実際に体を使う訓練もあったけれど座学もあった。家に置いてある火災警報器が使用期限が切れていないか、とか、消火器の使用期限が切れていないか、とか。この際だから、消火器の交換時期を迎えた家庭は、共同で一緒に消火器を買って更新したらどうかという話も合った。その方が、もしかしたら安くなるかもしれない。
他に、もし富士山が噴火した場合の備えについても話が合った。ちょっと荒唐無稽な感じがするけれど、富士山は紛れもない活火山だし、伊豆大島とか三宅島、伊豆の天城や箱根の山々も火山が連なっている。富士山の噴火は決してゴシップ雑誌が人目を引くための扇情記事ではなく、現実的な可能性だ。
藤野の場合、さすがに距離が離れているので溶岩が流れて来るとか、高温の火砕流が襲ってくるとかは無いとは思うが(・・・火砕流に関しては、噴火の規模次第では、必ずしも可能性はゼロではないらしい・・・)、火山灰は降って来るだろう。火山灰だって、なかなかの被害をもたらす。
富士山周辺の自治体も、いざ噴火が起こった時の想定を進めて、ハザードマップの作成をやりなおしたりと対策を進めている。インターネット上の動画でも、噴火に備えた実際的な問題提起をするものが増えた。
火山灰は、厄介だなぁとは思う。雪だったら、いくら豪雪になっても、いずれは解けて消えてくれるものだけど、火山灰となるとそうもいかない。屋根に降り積もったものや、道路に降り積もった火山灰だって、どこかに片付けなければならないだろう。それに、火山灰って、停電の原因にもなるらしい。
人体に対する直接的な被害もある。火山灰という名前から、気が燃えた後に残る灰のようなイメージが生まれてしまうが、実際は細かなガラス片みたいな代物で、目に入ったり肺に入ったりしたら健康被害を生じてしまう。
「そのような事態に備えて、マスクや保護メガネの準備が必要なのではないか」
先週の防災訓練では、そんな話も出てきた。なんだか実感が湧かなくて、あまりにも現実離れした話に聞こえるのだけど、いざ噴火が現実のものになったら、即座に問題になる出来事なのだろう。
マスクについては、幸か不幸か疫病が流行った時の物が、今でも家にどっさりと残っているし、マスク製造の企業にしても、量産できる体制は整っている事だろう。ただ、疫病対策のマスクが、そのまま火山灰にも有効なのかとなると、ちょっと自信がない。
それでも、マスクは、まあ日常的に使っているし、身近にあるものだけに対応も簡単だけど、保護メガネとなると、どうしたものか。
日常的に保護メガネなんて使う人なんて、よほど限られた職業の人だけだろうし、いざ買おうと思っても、どこに行けば替えるのかも分からない。まあ、最初はホームセンターなんかで、工具売り場とかで探す事になるのかな。
このあたりの情報も、これから少しずつ拡充してくるとは思う。
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