この週は始めに雨が降ったが、その後はまた冬らしい寒さになった。雪国では豪雪の便りが相変わらず続いている。関東は真冬でも陽光に恵まれるから有難い。とはいえ、山里では山と家の位置関係で、太陽の日差しが遮られるのが普通で、特に冬の高度の低い日差しは、なかなか拝めない事が多い。たいてい、この家は午前中は日差しに恵まれるけれど午後はまるでダメとか、その逆とか、酷い場合はお昼ごろの2時間程度しか陽が当たらないという家だってある。
南の島のトンガの近くで火山の噴火があり、その影響で世界各地で津波が到達したそうな。まあ津波の高さも1メートル程度で大被害というほどではないけれど。日本にも到達したみたいですね。
ただなんか、気象庁は始めは津波の心配は無いとの見解だったのが、深夜になって津波の警報やら注意報を出した。それらしい波を観測したかららしい。どうも気象庁も、なんであの火山活動でこんな波が出来たのか、理由が分からないみたいだ。理由が分からない津波、なんてのもあるんですねぇ。
日本では死者の報告はないけれど、小型の漁船が転覆するような被害はあったようだ。なかなか油断できない津波だったんだな。
それにしても、これは私にとっては意外な展開だったな。これまで、津波の被害軽減のために様々な対策は採られてきたけれど、地震が起きた時の、「この地震による津波の心配はありません」という報道は、疑うことなく受け入れていた。まあ考えてみれば、科学に「絶対」なんて無いし、「津波の心配はない地震」でも、100パーセント津波が無いとは考えない方がいいのかな。
私自身、このニュースに最初に触れて、「津波の心配は無い」と聞いて安堵して、「実は夜に津波が到達していた、警報も出していた」という話に触れたのは、翌日の朝だったし。あー、これって、事態が酷かったら俺、死んでいたパターンかな。常に用心して、簡単には安心しないというのも、災害に対する知恵の一つなのかもしれない。
この火山噴火。衛星からの画像が紹介されているけれど、ものすごい規模の噴煙だね。
九州や北海道くらいなら、軽くすっぽり覆ってしまうような噴煙みたいだけど、こんなのが日本のどこかの火山で起こった事なんて、記録上無いんじゃないかしらん。縄文時代に九州南部を全滅させたと言われている喜界カルデラの噴火って、こんな感じだったのかな。
まあ専門家のお話しを聞いてみたいところだけど。
話は変わるけれど、また「刑務所に行けば衣食住に困らないから犯罪をやった」という事件があったね。こんなニュースに接するたび、そろそろ本気で窮民を救わないといけないんじゃないかと思う。多分、生活保護とか、既存の対策では明らかに不十分だし、問題を解決する力にはなっていないのだろう。
「生活に困ったら犯罪を犯せばいい」なんて発想に及ぶ人だって、まじめに働けて衣食住が保証される道があるのなら、そんな極端な選択はしないだろう。今の制度って、困った人を犯罪や自殺に追い込まないで逃げ道に誘導する事が出来ていないのではないか。
今の世の中って、まじめに働きたい人がいても、年齢が高すぎる、資格を持ってない、経験が無い、希望の人材ではない・・・と、働ける土俵にすら立たせてくれない事が多すぎる。もし世の中にセーフティーネットが必要だと言うのなら、どんな年齢でも、資格がなくても、未経験でも、働く意欲があるのならいつでもおいで、と言ってくれる所が、これから必ず必要になってくると思うな。
まあ中には、働きたくないけど金は欲しい、と言って犯罪をする人もいるかもしれないが、割合からしたら、働く意欲はあるのに働き口の方から拒否されるという人の方がずっと多いだろう。
そうこうしているうちに、コンピューターの発展で、ますます人がしていた仕事を機械がするようになっていく。この世の仕事は、椅子取りゲームの椅子のように減っていく。
意欲があれば誰でも働ける場所というのは、これからの世の中、すべての人にとって、他人事ではないと思うのだけど。
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