2021年 10月24日

 この週は、近畿で木枯らしが吹いたという。関東でも木枯らし1号が吹くと予想されていたけれど、吹かなかったみたい。ただ、空気は明らかに変わったようで、冬らしい風が吹いてきた。この日曜日は霜が降り、車のガラスにも氷が張った。もちろん、これからも温かさが回復する事も、波のようにあるはずだけど、寝るときの布団の選択も、完全に冬向きに変えた。

 寒くなって行楽の車も少しは少なくなるかと思ってたけど、あまり関係なかったね。まあ、寒くなってもキャンプ場の客足が衰えないのは、ここ1~2年の傾向で、もしかしたら今回の冬も、けっこうキャンプ場が埋まるかもしれない。数年前なんて考えられなかったけどな。冬のキャンプ場なんて、がらんとして人っ子一人いないことだって普通だった。

 台風の時期も終わりに近づき、今年は、どうやら水害は藤野に関しては避けてくれたようだ。ただ、毎年のように心配するようになっちゃったな。

 そういえば、このところ妙に地震も多いんだよねえ。寝ているときに大地震が襲ってきた場合、枕元に置いておくべきものに、靴と笛があるという。以下の動画でそんなことを言っていた。

地震が来る前に、この2つは買っておけ。あなたの生存確率を上げるためにすべきこと

 ただなぁ、これからの未来。割れないガラス、割れても安全なガラス、決して倒壊しない家の開発とか、新しい技術も開発すべきだろう。

 まあ割れないガラスなら既にありますね。ガラスにフィルムを張って割れても破片が飛散しないようする道具なら、ホームセンターにも売っている。蛍光灯だって、徐々にLEDに置き換わっている最中だろう。

 どんな大揺れにだって壊れない家なんてものも、やろうと思えば不可能ではないと思う。強力な炭素繊維を使うとか・・・もっとも、あまりハイテクを投入すると、家の値段を上げてしまうけれど。

 なんかね、私が子供の頃って、もっと未来の変化に対して、大胆な予想を立てていたと思う。家の形とか暮らし方とか、まるで夢のような想像図を描いていた。でも元号が平成に変わった頃から、あまりそういった夢のような未来予想を描くことが無くなった気がする。未来に対して、夢を描けなくなって来たのかと思うと、ちょっと心配だね。

 一昔前の未来予想図に、未来ではテレビ電話とかコンピューターのネットワークが進んで、会社に通わなくても家で仕事が出来る・・・なんてのも普通にあったけど、まさか疫病の影響で一気にその傾向が進むとは想像もしていなかった。果たしてこれは、明るい未来の実現なのか、暗い未来の実現なのか。

 もう一つ、意外な未来の形として、「働く若者がいない」という現象。山里ではけっこう起きているんですよね。

 仕事はある、お客からの注文もある、でも職場に若者がいない、募集しても人が来てくれない。結果、お客の依頼にも応えられず仕事が回らない。いや、決して若者が仕事をしたくなくて怠けているわけではない。世の中が要求する仕事の総量に比較して、労働力が足りないのだ。まあ人口減少社会になれば当然の帰結なんだけど。

 これまで、「若手を育てる」という努力をしてこなかった所も多いだろうからなぁ。ひどい所になると、「お前の替わりなんて、いくらでもいる」と言い放ち、労働力を育てるどころか、安っぽく使いつぶす所だってあった。

 おまけに、日本の労働力が足りなければ海外から輸入すればいい、なんて意見もあるけれど、これだって、招きたくても来てくれないという現象になって現れて来るだろう。というか、すでにそんな現象が起きているんじゃないのか。

 こういった若手の労働力不足の問題、まだ実感として分からない人も多いかもしれないけれど、これから目に見える現象として現れてくるんじゃないかな。

 これから、「人を育てる」という事の重要さを再認識する時代が来るかもしれないな。

 今まで、こういった事柄にも自己責任論がまかりとおっていたからね。人材なんて、自分で勉強して、自分で実力をつけておくのが当たり前、という考え方。

 でも、初心者同様のところから、未熟なところから、若者を育てるという意識でないと、なかなか若手の労働力を確保するの難しくなってくると思うなぁ。

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