2025年 8月31日

 暑い日々が続く。緑の木々に囲まれた山里では、さすがに都市部ほどの暑さにはならないけれど、それでも熱気のかたまりのような空気に押し殺されそうな感覚はある。暑さもここまでくると、下手に外で作業なんて考えずに、空調の効いた部屋でじっとしているしか他に仕方がないように思う。まあそれでも、元気な若者たちは川遊びに興じたりしているけれど。

 これは私の感覚だけど、例年に比べて、キャンプ場に来る客の数は少なめに感じる。これは、一時期のキャンプブームが通り過ぎた事もあるだろうけれど、あまりにも暑すぎるという事もあるんじゃないかな。

 この夏の暑さの原因の一つに、日本列島の南側に控えている太平洋の水温の高さがあるそうな。それを考えると、水温は一度温まったら容易には温度が下がらない傾向があるので、この暑さは今後も数年は続くのかな。それとも、完全に恒常化するのだろうか。だとしたら、もうこの災害級の暑さを前提とした政策が必要になるんじゃなかろうか。

 次の週の後半あたりから少し気温の低下が予想されるそうだけど、どうなるんだろう。基本的には、いきなり涼しくなるような状態ではなさそうで、一時的に涼しくなることはあっても暑い日々は続くんだろうな。

 あまりの暑さにやられたか、山の木々のなかにも、少し葉っぱが枯れて落葉しつつあるものもある。

 藤野近辺の路線バスの廃止の方向性が打ち出され、住民への説明会も行われている。廃止される路線バスに換わる、地域の公共交通の代替案についての説明も併せて行われているようだ。

 この件に関しては以前にもここで書いた。私の印象としては、「お客がいない」「金も無い」「地域の発展性も無いし、今後の人口の増加も無い」となると、廃止するしかないじゃないか、と言う意見も判る。でもそれって、地域の発展性を考えた政策を行って、地域の人が増えるようになったら解消する問題でもあるわけで、未来に向けて「攻めていく」発想がすっかり無くなっているという現われでもある。

 「〇〇がないから諦めるしかない」、そういう気風でずっと流れてきて、「諦めるしかない」「諦めるしかない」という発想しか出来なくなている事が、実は最大の問題だと思っていた。

 だいたい、相模原市には、旧津久井郡地域を活性化させようと言う意欲に乏しい。神奈川県北部の観光の拠点に向けて発展させていこうと言う設計図でも作れば、バスなどの公共交通機関が続々と無くなっていく方向性に危機感を感じるはずなのだが。

 そもそも、相模原市には観光で地域づくりをするという発想にも乏しいのかもしれない。なにしろ基本は、東京に通うためのベットタウンの町だから。

 相模原の小学生たちだって、神奈川県の最高峰の山が相模原市にあるなんて知らないだろうな。

 私だったらどうするかなぁ、と思うと、以前、四国の三好市で運行されていたモノレールでも作って、青根から丹沢の稜線まで人を運べるようにしたらどうかと考えた。ただ、この四国のモノレール、現在は休業中で再開のめどはたっていないそうだ。設備に問題があったのか、問題点を改善改良すれば再開できるのか、そのあたりは判らないけれど。

 そんな設備が青根を拠点に運行して、人々が遊びに来てくれるようになったら、三ヶ木から青根に行くバスだって潤うし、藤野駅からやまなみ温泉を経て青根に向かう便だって運行できる。地元の人口減少でバスが維持できないのなら、観光のような交流人口を利用するしかないだろう。

 ただまあ、こんなモノレールを青根から丹沢の稜線まで伸ばそうものなら、批判や反対意見も相当な数があると思う。国定公園にそのような設備を作るんじゃない、とか、山は都会の喧騒から離れた静けさを味わうべきもので、人々が大挙として押し寄せてくるような観光は相応しくない、とか、そんな気軽に山に登れる設備を作ったら、サンダル履きで山に来るような馬鹿が増えて困る、とか、確かにこれらの意見は全て正しい。

 こういったモノレールが無理なら、東海自然歩道の再整備だったら、少しは反対意見も少なくなるかもしれない。でも私としては、人々が大挙として押し寄せるような眼玉商品を作らないと、路線バスの廃止の流れを変える力には、ならないと思うんですね。

 だいたい、路線バスの廃止を反対する地元の人々も、路線バスを実際に使う人は、どれくらいいるのだろう。

 もしかしたら、一番深刻な問題点はそこかもしれない。地元の人々の移動手段はほとんど自家用車で、今後も路線バスが地域住民の主要な足になるかと言えば、私には疑わしい。

 いっそ、ウーバーでも解禁したらどうかと思う。料理の宅配をしているウーバーイーツの方ではなく、アメリカ本土で行われている、白タクのウーバーの方。

 案外、これが一番現実的で、手っ取り早いんじゃないかと思うんだけど、いろいろと規制があって難しいだろうな。

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