2023年 10月8日

 篠原地区全体を会場にする秋のイベント「ぐるっとお散歩篠原展」が始まった。今日と、明日の連休を使う。あいにく、今日の午後から小雨が降り始めた。

 それでも、こういう祭りに行ってみると、久しぶりに会う人と出会ったりして、それぞれの近況を聞くのも楽しい。まあ私は言えば、疫病に罹ったことを話題にするしかないのだけど。

 前回の日記でも書いたけれど、私の場合、頭痛や発熱、体の節々の痛みとかは初日で治まった。ただその後も、のどの腫れと咳き込みは一週間ほど続き、そのおかげで声が枯れてしまった。運動会の翌日の応援団みたいなものである。そんな声でしゃべれば誰だって「病気だったの?」と判るよな。

 この話題になると、「私もやりました」という話も聞く。人によって症状は千差万別で、数日でケロリと治る人もいれば、まるで症状も発症せずに、抗体検査を受けれた過去にり患していたことが分かった、という人もいれば、水を飲みこむことも難しかったと悲惨な症状に泣いた人もいた。その点では、私はこれといった後遺症もないので、恵まれた方だと言えるのだろう。

 疫病に罹患して、こういうイベントに参加するのはどうかと思いもしたけれど、とりあえず他人にウイルスをばらまかないとされている「発症後10日以上」は過ぎているので、まあ大丈夫なんじゃないかなぁ。

 無茶苦茶な猛暑で打ちのめされた夏だったけれど、秋の訪れは順調すぎるくらい順調で、また30度を超える夏日がちょくちょくあるんじゃないかと思ってたけれど、ぐいぐいと涼しくなっていく。先日は朝の気温が10度を下回った。こうなると寝る時の布団の選択を間違うと、風邪でもひきかねない。疫病だけでなく、インフルエンザも流行っているんだよなぁ。なんだか物騒だ。

 私の場合、病状が特に激しい初日と二日目の時は、ご近所の方が、食事とかを家の前に置いてくれた。直接お会いして受け取ると病気を移してしまいかねないので、そうしてもらい、後で人がいないときに玄関を開けて受け取った。こういったご近所の善意には感謝しかない。私としても、またご近所の方で同様な病気になった場合は、今度は助ける方に回りたいものだ。

 今回、私はコロナに罹患したのだけど、それによって免疫ができたという事なのだろうか。ただ、「はしか」とかと違って、コロナの免疫って、一生続くものじゃない。それでも、いちおう免疫自体はしっかりあるようで、新たにはかかりにく状態にはなっているらしい。とはいうものの、何度も発症を繰り返している人もいるらしいからね。「私は一度発症して治っているから、もう数か月は感染しても発症はしない」なんて妙な自信はやめた方がいいのだろう。

 今では、私もスーパーとか人ごみの中に行く時は、またマスクをするようになりました。しないよりはマシでしょう。

 今回、疫病に罹患して思った事に、これは前回の日記でも少し書いたけれど、将来的に、車の自動運転がもっと普及してくれないかなぁ、というのがある。私は近所の診療所に行くのに車で行ったけれど、今にして思えば、酷い風邪をひいた状態での車の運転は危なかったと思う。

 完全な自動運転はまだまだ難しいという話はある。私も、そこまでは望んでいない。しかし、酷い風邪をひいて、少し体調が不完全でも、車の方で安全機能が働いて、車がまっすぐ走っていなければ自動でコースを修正してくれるとか、障害物にぶつかりそうになったら自動的に停止するとか、駐車場には綺麗に止まれるように誘導してくれるとか、そんな「補助」の機能を拡充させるだけでもありがたい。

 それに、今回の疫病と自動車って、相性が良い。私も車で診療所に行き、診療所の中には入らずに車の中で検査をして、車の中のままで診断をしてもらい、薬をもらって帰宅した。こういう診療の方法の方が、患者がわざわざ病院の建物に入るよりもずっと安全だろう。多分これから、流行病と自動車の組み合わせは、もっとい一般的で標準的なものとして推奨されるようになると思う。

 それだけに、少々体調が悪くても自家用車で安全に地域の病院に行けるような、安全機能の拡充は必要だと思います。

 車の中で寝てても目的地に自動で連れて行ってくれる車なんてものは、まだ一般化するのは先の話だろう。でも、とりあえずハンドルには手を添えていて、いつでも自分自身で運転が出来る状態を保持したままという条件であれば、ある程度、自動で目的地に行ってくれる車なら、そろそろ安価に普及しても良いころだと思う。

 山里のように、交通手段が自家用車しかないような所では、なおさら、そんな車がこれから必要になるのは間違いない。

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